2022.01.04 13:00#021 ニューライフの祭典についてby Motandhel 驚いたことにもう新年がやってきてしまった。ニューライフの祭典も終わり、また新たな「何気ない日々」が始まろうとしている。 今年のニューライフの祭りは僕にとってとても特別なものになった。というのも、去年の夏頃にアズルとニューライフの話をしていたのだ。そのとき僕たちはこういう関係になったばかりで、僕にとって誰かと一緒にいる未来を想像するのがまだ難しい時期だった。そんなときにアズルとイーストマーチを訪れ、今年のニューライフは一緒に過ごそうと話し合ったのだ(正確に言うと、一緒に冷たい川に飛び込もうという話だったが)。
2022.01.04 11:49#020 発掘についてby Motandhel 以前も書いたとおり、僕とアズルがその日会って何をするかは決まっていないことがほとんどだ。ごくたまに前日に行く場所を決めることもあるが、だいたいは会ってからその日することを決める。行きたい場所がないかや、やり残している仕事がないかをお互いに確認するのだが、大きな用事がないときはアズルの発掘に用事に付き合うことが多い。
2021.12.06 11:50#019 チャレンジについてby Motandhel 最近僕とアズルは新しいことにチャレンジしている。それは難易度の高いダンジョンに二人で出かけることだ。そこまで危険ではない馴染みのあるダンジョンに二人で行き、最後に待ち構えるボスの近くに置いてある魔法の巻物を読み、少しだけ(あるいはとても)強くなったボスと戦うというチャレンジだ。 通常4人で片づけることが普通とされるダンジョンの仕事だが、二人で挑戦するとまったく別の仕事になる。攻撃、回復、防御もすべて二人で賄わなければいけないとなると、お互いの戦い方や得意とするスキルを熟知していないと乗り越えるのが難しい。普段僕は攻撃重視型のタイプだが、アズルと二人の時は多少回復の魔法を使えるようにしておかなければいけない。僕は本当にこれが苦手で、敵を引きつけながら戦ってくれるアズル...
2021.11.14 07:33#018 休息の取り方について―盗賊のオアシス・ザンミーア邸by Motandhel 長く続いていた祭りの季節が終わってから、僕とアズルは休息と呼べるような時間の過ごし方をしている。アズルの発掘の用事についていったり、彼が持っている地図の場所を一緒に目指したりすることが多いが、最近はお互いの家(あるいは持ち主であるお互いの仲間が不在の家)でのんびり過ごすことが増えた。
2021.10.24 02:54#017 二人の時間の過ごし方についてby Motandhel 日記をつけるのを怠ってしまっていた。というのも、あちこちでひっきりなしに祭りが開かれていて、しかもどれもがそれなりに興味深いものだったので、かなり忙しくしていたのだ。実際今も魔女祭りというものが開催されており、少し休憩するつもりでこれを書いている。タムリエルはなんて忙しい場所なのだろう。クロックワーク・シティの歯車の動きのように規則正しく変化のない毎日が少しだけ恋しい。 僕はもともと祭りに関心が薄いので、恐らく他の人よりは熱を入れていない方だろう。祭りに参加するときは必ずアズルと一緒で、彼に祭りの作法を教えてもらったり、足を運んだことのない地域に連れて行ってもらったり――アズルと一緒でなかったら、僕はいつもと変わらない日常を過ごしていたに違いない。
2021.10.10 03:36ロマンチックな体験に関する考察by Motandhel 日記に書くべきことではないかもしれないが、考えを整理するために書き記そうと思う(研究の成果を記録に残すまいと努めている僕の頭の負担を和らげるためでもある。もう一つ頭が欲しい)。 アズルとの関係において予てより僕を悩ませているのは、僕がこれまで恋愛関係というものにおいて何の経験も積んでこなかったという問題だ。この前提的な問題は多くの副次的な問題をもたらしている。とりわけ今の僕を困らせているのは、如何にして彼をロマンチックな気分にさせるかという問題だ(婉曲的な表現をするつもりはなかったが、実際文章にすることを考えると意外なことに躊躇いが生じたのでこの表現を使うことにする)。
2021.10.03 03:01#016 放っておけない仕事について―ブラックウッドby Motandhel ブラックウッドで祭典が開かれている。いつものとおりあまり祭りには興味がなかったが、ここでの仕事の報酬で家具が貰えると聞き、食指が動いた。いつものようにクラフトの仕事を終えると、アズルと二人でレヤウィンに行く日々がこのところ続いている。
2021.09.21 05:28#015 特別な日について―オーリドンby Motandhel アズルと約束どおりデートに行った!とても素晴らしい体験だった。思えば僕はこうしたロマンティックなモチベーションで誰かと一緒に出掛けたことがなかった。いや、もしかすると相手がそんなモチベーションでいたときはあったかもしれないが、少なくとも僕はなかった(これは反省すべきかもしれないが、今となっては謝罪すべき相手もわからない)。 僕たちは会ってすぐにオーリドンへ行き、海を目指した。ひとけのない綺麗な浜辺を見つけるために、僕たちは日が傾きかけた海岸線をしばらく歩いた。オーリドンに自生する色鮮やかな木々と白い砂浜、そして青い空と海……何もかもが素晴らしく、ただ並んで歩いているだけでも心が躍った。カンバスを運べればよかったとその時は悔やんだが、今思うと気が付くと夜になっていたの...
2021.09.16 05:28#014 慣れ(あるいは飽き)について―リーチby Motandhel 久しぶりの日記を書く前に――今日はアズルと出かける約束をしている! と言ってもこれまでも彼とは毎日会っているが、行き先や目的を決めて会うのは初めてだ。しかも今日は着て行く服も決まっている。恐らく本来はこれを「デート」と呼ぶのだろう。とにかく楽しみだ。
2021.09.01 02:00#013 寛容さについて―クラグローン・エセリアルの保管庫by Motandhel 前にも書いたとおり、アズルと僕はまるで正反対の性格をしている。落ち着きのない僕と違い彼はいつも芯があって、しかしユーモアを忘れず、そして何より寛容で優しい(これをそのまま本人に伝えると彼は僕の目が何かのフィルターに覆われていないかどうかを確かめようとじっと僕の目を見る。僕はそれが少し嬉しい)。一方で僕たちは物事の感じ方や漠然とした志向が似ている。同じ景色を見て立ち止まったり、ふとした瞬間に同じことを考えていたり、好むことや避けることが似ていたりする。
2021.08.30 02:31#012 祭りについて―バルモラby Motandhel クロックワーク・シティにいるときは祭りとはほとんど無縁だった。新しい年を迎える日に仲の良い友人たちと集まることはあったが、タムリエルの祭りとは全く別次元のささやかなものだった。そのせいか、僕は祭りがあまり得意ではない。 旅の中で一番心に残っている祭りはオールド・ライフの祭りだ。賑やかなニュー・ライフの祭りには心が弾んだが、オールド・ライフの方は一年を振り返るのに相応しい静かで優しい祭りだった。ああいった静かな祭りはここタムリエルには少ない。とても少ない。今行われているのも、やはり巨大なモンスターを討伐したり、デイドラに占拠された帝都に乗り込んだりする賑やかでかなり危険なものだ。
2021.08.27 01:58#011 採集の暗黙のルールについて―ケナーシズ・ルースト アズルと一緒に訪れた場所のなかで、ケナーシズ・ルーストは最も足を運んだ回数が多いかもしれない。この日は事情があって二日連続でここを散歩することになった。寝る前にちょっとだけ歩きたいという日や、戦いのあとにクールダウンが必要なときにちょうどいい場所なのだ。