PTSパッチノート7.2.0日本語のみ⑤セット装備

【修正と改良】

戦闘&ゲームプレイ

アイテムセット・セット装備

1.全般

・「完璧な」装備とそうでないバージョンの装備を組み合わせて装備しているときにいくつかのツールチップが正しい値を表示していなかった問題を修正しました。

・ダメージシールドを与えるプロックセットは、一貫して「硬化」の符呪と連動するようになります(多くのセットが一貫しない挙動を取っていました)。

・ポーションを飲むことで発動するセットの多くが、プレイヤーが能動的にターゲットに注目していないと効果を発動していなかった問題を修正しました。敵はもうあなたが戦おうとしているのかどうかをジャッジしなくてよくなります。


2.選択の幅を広げる新しいルール

以下のルールが該当する全てのセット装備に適用されます。

・武器ダメージまたは呪文ダメージを得られるセットからは、その両方を得られます。

・物理貫通または呪文貫通を得られるセットからは、その両方を得られます。

・武器クリティカルまたは呪文クリティカルを得られるセットからは、その両方を得られます。

(開発コメント)

ここ最近のアップデートでわかるように、私たちは “play the way you want”「好きなように遊ぶ」というモットーをよりよく実現するための取り組みとして、キャラクターのハイブリッド化の改良に注力しています。この変更はそのモットーのよりよい実現に向けたさらなる大規模な努力の結果です。セット装備は、違うものを組み合わせて試したり、無数の選択肢から自分のキャラクターにあうものを選んだりするワクワク感を高めてくれる存在です。この変更がその助けになることを願っています。


3.クリティカルを与えられるようになるセット

武器ダメージ、呪文ダメージ、最大マジカ、最大スタミナによって効果が変動するセット装備は、クリティカルを発動することが出来るようになります。ダメージスケールが桁違いに大きなものや、レレクエンやザーンのように(ダメージの)改良が加わることが基本の装備はクリティカル攻撃を発動しません。

これらの多くのセットがその効力についても調整を施されています。以下がクリティカルを起こせるセット装備で、いずれもその効果のスケールが約5%減少しています。セット装備のリストに別の数字が記されているものは、それが正しい変更の値になります。

(開発コメント)

クリティカルダメージ・ヒールに上限を設けたことを受け、私たちはセット装備を積み上げて得られるバーストの可能性を減らすための新しいルールを作るだけでなく、基準を満たすセット装備を再びクリティカルを行えるようにすることにしました。私たちが照準を当てることにしたのは、もともとクリティカル率を基本値より高くするためのビルドに向いているセット装備のみで、そうした装備がフラットなステータスの(クリティカルへの影響がない)セットよりも明らかに良いものにならないよう、追加の変更を行いました。この変更はPvEにおいてこうしたセット装備が選択肢に残ることを大いに助けるほか、その他に定めた多くの調整により、PvPの環境においてはこれらのセット装備を正しく制御するはずです。

<アリーナ武器>

・疾風怒涛

 ーダメージが約28%減少します。

 ー38武器ダメージを5回まで得られるのではなく、30武器・呪文ダメージを10回まで得られるようになります。

・無慈悲なチャージ

 ーダメージが1%未満減り、5回ではなく7回発動するようになります。

・衝撃

<クラフト装備>

・青白い柄

・コールドハーバーの流行

・ドラゴンの食欲

・エターナルハント

・カースの遺産

・モークルディン

・ノクターナルの寵愛

・反オブリビオン

・再分配

・シャリドールの呪い

・吸血鬼の口づけ

<ダンジョン・アリーナ>

・アイギスの呼び手

・オーロランの雷

 ー0.5秒に1度発動しながら3秒継続→1秒に1度発動しながら5秒継続に、クールダウンが6秒→10秒になります。

 ーダメージを約94%増加させます。

 ーコーン(扇状)の範囲を90度に広げます。

・アズールブライトの死神

・カルウリオンの遺産

 ーこのセットはあらゆる単体攻撃で発動するのではなく、軽攻撃・重攻撃のみで発動するようになります。

・ドイルミッシュの呪い

・ドラウグルズ・レスト

・炎の花

・ヒティの炉

・氷の召喚士

・オブリビオンの刃

・圧倒するサージ

 ーダメージが約3%減少します。

・疫病の宿主

・ニルンの柱

・疫病の運び手

・迫る苦痛

・獰猛なウェアウルフ

・スカベンジングの殺到

・純粋な毒

・サンダーフレイム

・氷炉

・サンダーコーラー

 ー初めのダメージを約75%減らし、その後のDoT(継続ダメージ)を約19%増加します。

 ーこのセットは追加で1回作動するようになりますが、照準は適切に尊重します(対象が増えることはないという意味?)。

・解放された恐怖

・毒蛇の針

・ウィドウメーカー

・ウィンターボーン

<モンスターマスク>

・チョークソーン

・ドミハウス

・アースゴア

 ー時間継続効果の基準により正しく従い、ヒール開始までの遅延を1秒から2秒へ変更します。

 ー発動の頻度を1秒ごとではなく2秒ごとに減らしますが、総ヒール値が前述のとおりの約5%減になるよう、作動ごとのヒール値が増加します。

 ーツールチップはこのセットのヒールの分類の挙動をより正確に表示するようになります。

・アイスハート

・イランブリス

・業火のガーディアン

・クジャルナルの悪夢

・クラグ

・業火のモー

 ーヒットごとのダメージが約2%増加します。

 ー全ての与ダメージ攻撃は等しいDPSを与えるよう正しく合理化され、戦闘ログで追跡しやすいよう「業火のモー」という名称になります。

・ネリエンエス

・夜の炎

・ティエリック団長

・セレーン

・セリストリクス

・メファーラの落とし子

 ー1作動ごとのダメージが約10%増加します。

 ーこのセットは敵に鈍足を与えなくなります。

・ストーンハスク

・ストームフィスト

 ー最後の攻撃ダメージは呪文耐性を無視しなくなります。

・ヴァルキン・スコリア

・ヴェリドレス

 ーダメージが約21%減少します。

<フィールド装備>

・ブライアハート

・デッドランドのアサシン

・冒涜者

・ドラウグルの遺産

・狂気の鋳掛屋

・夜の恐怖

・レッドマウンテンの影

・ストームナイト

・シヴァラの鱗

・サンダーバグの甲殻

・トリニマクの武勇

・双子姉妹

・深淵の暗黒

・有毒の強打

 ーこのセットは2秒遅れてダメージを与えるようになりますが、前述の約5%ダメージ減にマッチするように1作動ごとのダメージが増します。

・炎の流儀

・冬の猶予

<PvP>

・感染者

・アルマレクシアの慈愛

 ーヒール値が1作動あたり約17%増加します。

・ガレリオンの復讐

 ーダメージが1%未満減少します。

 ースタックのクールタイムが通常の基準に沿うよう1秒から0.5秒になります。

・カイネの口づけ

 ーヒール値は固定ではなく、最大マジカかスタミナの高い方に応じて変動するようになります。スタミナ回復は引き続きアイテムレベルが基準になります。

・不死鳥

・バイスカノンの毒

・残忍な死

<試練>

・破壊の魔術師(エセルの破壊)

・毒の大蛇(オフィディアの毒)

・アルコシュの咆哮

・黄昏なる救済


4.バースト

・4秒以内に「バースト(追加の)」ダメージを与えるセット装備は、その効果を発動したあとに1秒間の空白を与えられ、そのあいだは同様のセット装備の効果を得られなくなります。

・遅延、短い移動時間、危険信号など、クールタイムが1秒もしくは0の反撃機能を本質的な機能として持っているセット装備は、この調整を免れます。

・こうしたセット装備を複数装備している場合に、複数のセットが作動するような行動を取ると、装備している最初のセットの効果が発動し、その1秒後に別の装備の効果を発動することを再び試みます。

この変更の影響を受ける装備は以下のとおりです。

・感染者

・青白い柄

・ドイルミッシュの呪い

・デッドランドのアサシン

 ーDoTは1秒ではなく2秒の遅延を伴います。

・守護の戦士(強靭なヨケダ)

・疾風怒濤

・フロスガーの冷気

・クラグ

・毒の大蛇(残忍なオフィディア)

・ラマエの歌

・ストームフィスト

・シヴァラの鱗

 ーこのセット装備のダメージツールチップに違う名前が表示されていた問題を修正しました。

・サンダーバグの甲殻

・サンダーコーラー

・毒蛇の針

・炎の流儀

・ウィンターボーン

(開発コメント)

複数のプロックセットの効果を一度に蓄積してバースト攻撃を増幅させられる可能性を減らそうとした結果、私たちは反撃の要素がメインではないセット装備に新たな基準を設けました。これらのセット装備は以下のリスト上の他のセットに対し、同時に発動することや、重攻撃やアルティメットスキルなどのタメがあるダメージの効力を弱め、簡単に敵を殺すことを常に妨げるようになります。リストはこの先さらに広げられて調整され、将来的には、スタック効果を避けるチャンスや完全に阻止する手段があるということを確実にするために、セット装備を大規模な精査によって統率する予定です。


5.特性

<チャージ>

この特性の効果を220%から480%に増加させます。これは他の特性と効果の面で対等にするためです。

(開発コメント)

現状、この特性は主にDKが可能な限りリソースを持続させようとするケースに使われており、私たちはこの特性をもっと活かしてあげたいと考えました。この変更はステータス効果を利用した狡猾なビルドを強化し、より良い相乗効果を得ることの助けになるはずです。


6.アビリティ変更武器

<混沌の旋風>

このセットの特殊な挙動を見直しました。

・戦闘中に「旋風」のスキルを使用すると「混沌の旋風」のスタックを得て、スタックごとに移動速度が5%増加し、その増加の1%ごとに武器・呪文ダメージが6増加します。武器・呪文ダメージの上限は450です。

・この効果は5回までスタックし、5回に到達すると効果の持続時間が2倍になりますが、その時間を更新(補充)することはできません。

(開発コメント)

混沌の旋風の現在の挙動は、このセットに一時的に恩寵(love)を与えるために2019年に作り直されたものですが、最終的には私たちが期待した結果にはなりませんでした。私たちはこのセットを名前のとおりに感じられるようにしたいと思っています――回転して敵を倒しながら戦場に大被害をもたらす混沌の嵐です!新しい挙動は、戦場の熱気の中で速度を速めたり緩めたりしながら攻撃力を得ることで混沌とした感覚を与え、常に何かしらの効果を得られるよう自然な相乗効果を組み合わせています。

<集中フォース>

・このセットは「力の発動」を2秒のあいだではなく5秒のあいだに行うことを要するようになります。これは現実の戦闘ローテーションに少しの呼吸を整える時間を設けるためです。


7.クラフト装備

<アサシンの幻惑>

毒によって得られる勇壮(弱)がこのセットによって正しく得られない問題を修正しました。

<機械的精度>

このセットは非クリティカルダメージを与えると4秒の間「機械的精度」のスタックを得て、スタックごとに20%のクリティカル率を付与します。スタックは0.5秒ごとに得るチャンスがあります。この効果が終わるか5スタックに達すると、25秒間はこの効果を得られません。

(開発コメント)

この変更は、このセットの性質を可能にしているバースト効果をやわらげるために行われ、欠点もないまま敵を圧倒するチャンスを著しく増加させていた状況に対処しました。これでこのセットは自然な強化過程をもち、クリティカル率が上がれば上がるほどにスタックを生成することが難しくなることから、適切に効果が押さえられていくことになります。

<アリーナの流儀>

この装備の5セットボーナスは追加で165武器・呪文ダメージを得られるようになります。


8.ダンジョン・アリーナ

<継承の属性>

このセットは炎、氷、雷をソースとしたダメージを与えたときにそれぞれの属性ごとに独立してボーナスを得ることが出来ていましたが、今後はランダムでボーナスを得るようになります。

(開発コメント)

これはこのセットの効力が「太陽の絹糸」(5セットで炎ダメージにボーナスを得る)のようにフラットなボーナスを持つ同様のセットよりも際立って優れている訳ではないということを確実にするための変更です。また、バックエンド上で(プログラム上で)毎秒行われていた膨大なロジックチェックを大幅に減らすためでもあります。

<強き氷河>

このセットがポーションや毒によってプロックを発動していなかった問題を修正しました。

<虫の教団>

この装備の2セットボーナスを呪文ダメージではなくマジカ回復に変更します。これは「ハーシーンの虚飾」に合わせるためです。

<サンダーコーラー>

このセットのダメージが範囲ではなく近接とみなされていた問題を修正しました。


9.モンスターマスク

<用語>

いくつかのモンスターマスクセットのマスクにそれぞれの重さに応じた正しい用語を適用します。今後は軽装は"Guise"(装い)、中装は"Mask"(マスク)、そして重装は"Visage"(容貌)になります。適用されるのは以下のモンスターマスクです。

・ドミハウス

・アースゴア

・業火のモー

・ネリエンエス

・ヴァルキン・スコリア

<ドミハウス>

このセットは、炎ダメージと物理ダメージの輪を同時に、元の半分のダメージで発動するようになり、輪の中にいるときは武器・呪文ダメージを得られます。

(開発コメント)

これは(今回のアップデートで)同じ値の武器ダメージと呪文ダメージを持つことがそれほど珍しくなくなることから行われた変更です。以前はもしこの二つのステータスが同じ値だった場合は炎ダメージの輪のみが発動することがデフォルトになっていました。


10.PvP

<闇の収束>

・このセットのダメージを約59%減らしますが、ターゲットあたりのダメージスケール(変動値)を10%から50%に上げます。

・この効果の範囲を12メートルから10メートルに減らします。

・このセットは継続時間内に2度敵を引っ張るのではなく、遅れて1度だけ引っ張るようになります。

・この引力は1度に6人ではなくそばにいる全てのターゲットを引っ張ります。大人数のグループに対しては引き続き効果を発揮します。

(開発コメント)

このセットは現在、大人数のグループやAoEを軽んじるプレイヤーたちを倒すというもともとの狙いにおいて大きな成功を収めているようです。しかしながら、これはいささかうまくやりすぎで、小人数を相手にする場合にも効力を発揮しており、「残忍な死」のようにニッチな目的ではなく、一般的な目的で使うことがあまりに楽になっているという状況を引き起こしました。私たちは少人数のプレイヤーへの効果を弱めるためにダメージを少々抑え、効果の範囲をより視覚効果に合致するよう狭め、そしてあちこちでヨーヨーされる状況を減らすように制御しました。

<致死の一撃>

このセットのDoT(継続ダメージ)と詠唱アビリティへの与ダメージボーナスを18%から15%に下げます。

<モラグ・トング>

このセットの効果が「酸の矢散布」などの攻撃で発動していなかった問題を修正しました。

<帝国の憤怒>

このセット装備の2セットボーナスは657呪文クリティカルではなく129武器・呪文ダメージになり、3セットボーナスは1829呪文クリティカルではなく直接範囲攻撃対して325呪文・武器ダメージを与えます。


11.試練

<混沌の旋風>

このセットに結びついた音響をアップデートしました。

<シロリアのマント>

このセットは全ての単体直接攻撃ではなく、軽攻撃と重攻撃のみで発動するようになります。


以上